<新製品> 晴雨兼用傘のご紹介

<新製品> 晴雨兼用傘のご紹介

 

 

週を重ねるごとに少しずつ気温が下がり、仕事中ふと窓から差し込む風にも秋の空気を感じるようになりました。工房では9月下旬のイベント出店に向けて、あわただしく準備を進めています。

 

この秋新しく手掛けた傘は、東京都の伝統産業「東京洋傘」の職人さんとのご縁から生まれたもので、一年を通してお使いいただける「晴雨兼用傘」です。ポンピン堂工房と同じ台東区にある傘屋さんの手により、伝統的な技法で一本ずつ組み立てられています。

傘の生地にはハンカチと同じ国産高級綿を使用。UV・防水加工を施しました。

 

いつものポンピン堂のものづくり異なる点は、ボタンの竹や真鍮、手元(ハンドル)の木や竹、ストラップの牛革など、様々な素材が使われる事。
工房では今まで、どちらかというと「布そのもの」を見ていただくような製品が多かったため、僕たちにとっても非常に新鮮な感覚で、悩みながらも楽しんで試作を進めてきました。

 

 


↑ 骨を受ける「下轆轤=したろくろ」を共布でくるむ丁寧な仕立て。

 

↑「Juji-tsunagi」の柄には、シンプルな真鍮のボタン。上品なマットゴールドがアクセントに。

 

 

 


↑「Ominaeshi」には真珠の母貝「白蝶貝」のボタンを。宝飾品のような輝きが美しい。

 


↑「Arare」にもシンプルな真鍮のボタン。

 

 

布と金属や貝、布と無垢材(木)が組み合わさることで、ひとつの素材だけの時とは全く違う見え方になることがあります。「1+1=2」ではなく、相互の関係によって3にも4にもなるのだと感じた製作でした。

 

 


↑「Koishi-gyougi」の寒竹を使った石突。

 

↑「Ominaeshi」の手元。アメリカンチェリー無垢材と、なめし革ストラップの存在感。

 

 

 

今回製作した傘は全部で5種類。

うち2本は手元と石突に「寒竹」を使用。
一本ずつ異なる竹の豊かな表情が面白くも、大人の落ち着いた雰囲気があり、着物にも洋服にも合わせていただける風合いです。

残りの3本の手元/石突には「アメリカンチェリー」を使用。
木工作家「高橋クラフツ」の協力により、アメリカンチェリー無垢材を轆轤(ろくろ)で挽き、一本ずつ削り出したオリジナルです。女性的な柔らかさを持ちながらも、無垢材ならではの独特な存在感。そこに合わせた牛鞣し革のレザーストラップが絶妙の調和を見せます。

 

 

それぞれ表情の異なる5本、銀座松屋「銀座・手仕事直売所」と、京都・伊東屋の催事でご用意してお待ちしております。ぜひお手にとってご覧ください。