本品堂工房メールマガジン【日々雑想】第141号

型染め工房の本品堂の型染め製品に使われている生地色変更のお知らせ
浅草の型染め工房本品堂(ポンピン堂)のロゴ

朱色の生地が変わります

会津木綿の織元工場

今日は型染め製に使われている生地色変更のお知らせです。

これまで招き猫や達磨などに使っていた「朱色」の生地が、新しく「赤」の生地に切り替わります。

では古くから、福島県の会津若松で織られる「会津木綿」を使っています。製造から90年近く経つ織機が今も現役で動いており、ざっくりと風合いが良い生地である反面、古い機械のため1日に織れる数が限られています。

ここのところ少しずつですが制作量の増加により、無理なお願いをすることが増えてきて工房でも悩みの種でした。でものづくりをするにあたって心がけていることは、生産の現場で無理をすることのないものづくりです。私たちは「健やかなものづくり」と呼んでいるのですが、とても大切にしていることで、体力的だったり金銭的だったり様々なところで無理が生じると、生産現場が長続きしないことを知っているからです。


そこで、生産管理を見直す一環として、生地を仕入れる産地を分けることにしました。(一部ではすでに分けていたのですが、もう少しバランスを見直すことにしました。)それが愛知県の知多木綿です。

見た目は同じ紬織で良く似ているのですが、よく見比べると知多木綿の方が少し生地が厚く、糸に若干光沢があります。知多と会津、どちらも古くから綿織物の伝統を今に伝える生地産地です。それぞれの布の魅力を、これからもお伝えしていければと思います。

生地色の切り替えは、今後少しずつ進めていきますが、当面は従来の「朱色」と、新しい「赤」どちらもオンラインストアでお選びいただけます。ただし朱色(旧色)は生産が一定しないため、一時的に欠などが続く場合もございます。どうぞよろしくお願いいたします。

それぞれの生地の魅力、人気のアイテムも。

本品堂 守袋「招き猫」

【守袋・招き猫】
工房近くの今戸神社が、発祥の地と言われる「招き猫」。福を招き人を招く、定番の人気もの。

詳しくはこちら

本品堂 合財袋「子」

【合財袋・子】
富を司る神様・大黒天さんのお使いと言われる「子=ねずみ」。富や財宝を引き連れてくると言われています。

詳しくはこちら

本品堂 縁起柄セット「燕」

【縁起柄セット・燕】
富の守神として大切にされてきた「燕」は、初夏にピッタリの爽やかなデザイン。

詳しくはこちら

名古屋タカシマヤ催事

いよいよ来週から、名古屋タカシマヤ

いよいよ来週からとなりました、ジェイアール名古屋タカシマヤでのPOP-UPイベント。直前となる父の日向けギフトに人気の「縫い小座布団」や、季節の文様「燕」のアイテムなど、いろいろお持ちする予定です。期間中は工房から大野が毎日在店予定。また店頭でみなさまと色々なお話ができるのを、今から楽しみにしております!
   
【会期】 6月14日(水)-20日(火)
【会場】 ジェイアール名古屋タカシマヤ 11階きものサロン
【営業時間】10時〜20時


古い投稿 新しい投稿