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浅草の型染め工房「本品堂」
「本品堂」は慶應三年創業の着物の型染め屋「更銈=さらけい」を母体とする布製品のブランドです。
着物ばかりではなく、型染めや伝統文様の魅力をもっと気軽に感じてほしいという願いから、およそ二十年前に「本品堂」が生まれました。
文様の歴史を調べてみても、日本の伝統文様はただの装飾ではなく、長い歴史の中で人々の願い・祈りを映す「想いの依代」として伝えられてきました。
例えば、瓢箪が六つで「六瓢=無病」無病息災・健康長寿の象徴として。達磨は「七転び八起き」で苦難を乗り越える、心願成就・目標達成の印として。
私たちは文様をただモノの表層を飾るだけのものとは考えず、皆さんの内なる願いや、大切な人を想う気持ちの象徴として考え制作しています。
手仕事の布の風合い、そして愛らしい文様の世界を感じていただければ、嬉しく思います。
本品堂 大野・工藤