工房メールマガジン【日々雑想】

本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第43号

本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第43号

工房のポストを作るー久しぶりのDIY ーーーーーーーーーーーーーーー  先週末は、久しぶりに大工道具をひっぱり出して、日曜大工。 工房玄関の改修工事にあわせて玄関ポストを探したのですが、なかなかイメージに合うものがない…ならば自分達で作ってしまえと、ひさびさのDIYです。 あまりピカピカのは苦手なので、ずっと前からそこにあった感じのがいいねーと相方と相談。風雨にさらされる事も考えて、ちょうど工房にあった松の古材を使うことにしました。サイズは大きめの封筒が入るくらい?厚みはこれくらいかな…あれこれと考えて、いちおう図面らしきものも描いてみたりして。それ程強度が求められるものでもないので、作りもカチッとし過ぎないよう手鋸で加工して。  扉のポストマーク「〒」は、娘が描いてくれた下絵にそって端材を削り出し。アクリル絵具で赤く塗って貼り付けると、なかなかポストらしい佇まいになりました。玄関先に取り付けてみるとサイズも丁度良い感じ。うん、なかなか本品堂らしいポストです。 玄関先には骨董屋さんで見つけた小振りな「つくばい=石製の水鉢」と鉢植えも並べました。本当に少しずつですが、お客さんをお迎えできる空間になってきた工房。アトリエに置いた木製棚も、中に並べる製品をあれこれ入れ替えてみたり、試行錯誤しながら空間を作っています。早く皆さんに遊びにきていただきたい気持ちでいっぱいです!緊急事態宣言の状況次第ではありますが、宣言解除されるようなら、また「工房直売会」を開きたいと思っています。日程・時間など状況を見つつ検討していきますが、おそらく先日の蔵出し市と同じように予約制になるかと思います。また詳細決まり次第、メルマガ・SNSでご案内いたします。皆さまと早くお会いできる日を、心待ちにしています! 書き手:大野耕作  ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーー ● 父の日の贈りもの ● お父さんに贈るのにおすすめはなんですか?と聞かれることが増えました。 そうか、もうすぐ父の日ですね。本品堂の製品は、男性の方にも好まれる製品が多くあります。そんな組み合わせを、お勧め製品としてセットアップしてみました。定番の合財袋は、近所のお出かけ手提げとしても使いやすい。何より粋です。またこちらも定番、守袋は貴重品を入れて、バッグや引き出しの中にしまえます。 アクティブなお父さんには、ハンケチも添えて。ハンケチは、柄によってさまざまな織の高級コットンを使用しています。ギフトの中には柄の説明だけでなく、生地の説明もしっかり書いたものが同封されています。素材にこだわるお父さんにはぴったりのギフトになりそうです。 6月16日までにご注文いただければ、20日までにお届けします。どうぞ、特集ページをご覧になってみてください。(上のサムネイル画像をクリックすると、特集ページに移ります) ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーー ● 新製品予告「うずら」 ● この柄はとても人気があって、守袋を作ったら「お座布団で!」というリクエストがとても多い柄でした。そのお声にやっとお応え出来そうです。 うずらについては、子供が幼い頃、幼稚園でうずらを飼っていました。教育の一環で「今週末は誰々のお家でお泊まり」というように、うずらに負担がかからない程度に持ち回りで餌やりをするため持って帰ってきました。 子供もうずらがとても好きで、よく観察していました。大野がその観察する子供の姿と、うずらをよくデッサンしていたのですが、そのデッサンが元になってこの図案が生まれました。現在お座布団を作ろうと、試作をしつつサイズのバランスを調整中です。ただ拡大するだけだと、バランスが悪くなってしまうことが多いので、意外に時間がかかります。ぜひぜひ楽しみにしていてください。    ーーーーーーーーーーーーーーー

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本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第42号

本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第42号

工房の改装が進んできました ーーーーーーーーーーーーーーー 雨続きの先週から一転、今週に入って関東地方は数日の晴天に恵まれました。(今日の関東は再びの雨ですが…)今週は、お天気のせいで滞っていた染めの工程も気持ちよく進められ、胸を撫で下ろしています。 型染めの工程のいくつかは、お天気の良い日にパリッと乾かす必要があり、毎年梅雨と秋雨の時期には苦労します。週間天気予報とにらめっこしながら「今週は○曜日にこれを染め抜いて、翌日に○○を仕上げて…」とパズルのようなスケジュール調整もしばしば。でも折角あれこれ考えた予定も、実際のお天気次第で変更に追われたりと、悩ましい季節です。(現在いただいているご注文でも、幾つかお待ちいただいているものがあり、申し訳なく思っております…)自然が相手の事とは言え、少しでもスムーズに製作が進められるようにと、天気予報とにらめっこする日々です。  さて、今月中頃からスタートした、工房玄関の改修工事。お天気の隙間を縫って、大工さん・建具屋さん達が作業してくれたお陰で、工事も大部分が完了しました。玄関建具入れ替えのため取り付けられていた仮設ドアが外され、木製の引き戸が入ると、空間がいっぺんに明るく感じられます。来週には最後の金具を取り付けてもらって、大工さん達の工事は完了予定。そこから自分たちで塗装を行う予定です。  また、以前から少しずつ集めていたアンティークの家具・什器も並んで、工房の中も少しずつ良い雰囲気になってきました。好みのうるさい大野・工藤なので、二人の意見が一致する道具を選ぶのもなかなか大変。でも、そのぶん一度選んだものは、自分たちの暮らしの一部として、永く大切に使いたい。集めたお気に入りを並べて、少しずつ楽しい空間に育てていきたいと思っています。早く工房イベントを開催して、皆さんにも来ていただきたいなぁ…そんな事を思いつつ、先の予定をあれこれと考えています。  左下の小コラムでも触れていますが、明日・5月28日のインスタライブでは、変わりつつある工房内部の様子もご紹介したいと考えています。ぜひぜひご期待ください!(一方、新しいオンラインストアは製作に追われて遅れ気味です…次号のメルマガではご案内できるよう頑張ります!!) 書き手:大野耕作  ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーー ● インスタライブ 予告 ●工房インスタライブ、近づいてきました。放送は明日・金曜の夜8時から、15分ほどの予定です。(大野が喋り過ぎてオーバーするかもしれませんが…) 久しぶりの放送なので、工房の近況をお話したり、上のコラムでも触れたように、改装が進みつつある工房内部の様子もお見せしたいと思っています。金曜夜のひと時、お気に入りの飲み物など片手に、ゆるゆるとお付き合いいただければ嬉しく思います。ぜひご覧ください! ー本品堂インスタライブー  5月28日(金)20:00からーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーー ● 新製品のお知らせ ●本日・5月27日(木)の夜から、オンラインストアにて新製品「型染めタペストリー」の販売を開始します。 もともと5月上旬に予定されていた、銀座松屋さんでのイベントに向けて制作していたものですが、緊急事態宣言によりイベントは中止。折角準備を進めていただけにとても残念でしたが、楽しみにしてくださっていた皆さまにご覧いただけるよう、今回オンラインストアに掲載しました。  テーブルに敷けばテーブルセンターとして、壁に掛ければタペストリーとしてお使いいただけるアイテムで、デザインもお部屋の和洋を問わないシンプルなデザインに描き、型紙を彫りました。 柔らかな柄と、元気が出る赤のコントラストが魅力の「お団子」。伝統的な縁起柄をリズム感あるデザインで表現した「屈輪紋=ぐりもん」。そしてシンプルなモチーフの連続性がモダンな「輪つなぎ」の3種類。 一点ずつ製作しているため、柄の表情や染まり具合も微妙に異なり、手仕事の風合いを感じていただける一品です。少量の限定生産のため、点数は少ないですが、リビングやダイニングを彩る一品として、是非みなさんの暮らしの情景の中で、愛でていただければ嬉しく思います。 ・新製品「型染めタペストリー」 5月27日 夜 発売開始予定ーーーーーーーーーーーーーーー

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本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第40号

本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第40号

テキスタイル 新柄「飯炊き紋」発売のお知らせ ーーーーーーーーーーーーーーー  先日インスタグラムでご紹介した、新柄テキスタイルの「飯炊き紋」。 フォロワーの皆さんから、このファブリックで作って欲しいアイテムを募集したところ、多くのコメントやメールをいただきました。ご意見をお寄せくださった皆さま、有り難うございました。様々なリクエストをいただいた中で、幾つかのアイテムを取り急ぎ製作してみました。 今回製作したのは「小風呂敷」「コースター」「ランチョンマット」の3種類。生地には「バーバリークロス」と呼ばれるコットン生地を使用ています。適度な厚みとコシがあり、キッチンやダイニング・リビングと、暮らしの様々な場面で活躍するしっかりとした生地です。デザインは「飯炊き紋」の名前の通り、日本の食文化の中核である「ご飯」にまつわる道具をシンプルに描いたもの。昔の炊飯に欠かすことの出来ない「かまど」と「羽釜」、そしてご飯をよそう「しゃもじ」と、3種類のモチーフを愛らしく描きました。日本中のご飯を愛する方に見ていただきたい、「ご飯を愛する人」のためのデザインです。製作した3アイテムの詳細、ぜひぜひオンラインストアでご覧ください! 実は、皆さんから戴いたリクエストの中で一番多かったのは「手ぬぐい」でした。ただ残念なことに、手ぬぐいは今回製作したファブリックとは生地の種類も厚みも全く異なるため、また別の機会のアイデアとして大切に使わせていただきます。その他には「ランチバッグ」というお声も多数いただきました。実は工房で以前少数だけ製作したトートバッグ(大/小)があり、この小さい方がまさにランチバッグとして開発したものでした。少量ですが、まだ在庫が残っているものもあるため、近日中にオンラインストアでお目に掛けようと思います。その他にも、型染めで製作したタペストリーも数点、アップ予定です。これも本来であれば、銀座松屋さんのイベント「銀座・暮らしの商店街」にお持ちする予定だったのですが、緊急事態宣言のためお見せ出来なくなってしまいました…それぞれ少量ずつではありますが、色々とご覧いただければと思います。ぜひぜひ、お楽しみに!   書き手:大野耕作  ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーー ●オンラインストアを移転します●2020年秋に通信販売を再開して以来、現在のオンラインストアを多くの方にご利用いただいておりますが、近日サイトを移転いたします。これまで「本品堂公式サイト」と「オンラインストア」は別サイトでご利用いただいていましたが、今後は一つに統合し、工房全体のニュースや製品の情報など、より様々なコンテンツをお届けできるようにしていきたいと考えています。 新サイトは近日公開を予定していますが、6月10日までは現在のオンラインストアもそのままご利用いただけます。(6月10日以降は、既存のオンラインストアはご利用いただけなくなり、新ストアへ誘導されるようになります) 現在のストアでお客様情報をご登録いただいている方には、最初に新サイトでお買い物いただく際に決済情報の再入力など、お点数をお掛けする点もあり申し訳ありませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。 今後は、今まで以上に文様のこと、型染めのこと、手仕事のことなど、日本のもの作りの魅力を発信していきたいと思っております。何卒変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。 ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーー ● インスタライブ 予告 ●5月中にはやりたいとお知らせしていた、久しぶりのインスタライブ 。ようやく予定が決まりましたので、お知らせいたします。 5月28日(金)20:00から 15分間を予定久しぶりのインスタライブ なので、工房の近況などお話したいと考えていますが、いつも話が長くなる大野は、今から相方・工藤に「短く!」と釘を刺されています(笑) お時間ある方、ぜひぜひ、ゆるりとお付き合い戴ければ嬉しいです。よろしくお願いいたします!  ーーーーーーーーーーーーーーー

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本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第39号

本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第39号

工房玄関をあたらしく ーーーーーーーーーーーーーーー  再びの緊急事態宣言が発令されました。 工房の近く、浅草の街並みもどこかシュンとしたような、すこし寂しげな空気が漂っています。ゴールデンウィークの計画をキャンセルして、おうちで静かに過ごす方も多いでしょうか。 本品堂でもゴールデンウィーク明けに予定されていた銀座・松屋のイベント「手仕事商店街」が中止となってしまいました。そこで急遽、以前から計画していた工房玄関の改装工事を進めることに決定。皆さんとお会いするのが難しい時期こそ、会える日のための準備を進める事にしました。  実は、浅草のはずれにある本品堂の工房は、元・診療所の建物を自分たちでセルフリノベーションしたものです。工房直売会やワークショップ等で、工房に来ていただいた事のある方は想像して貰えると思うのですが、現在は1つの大きな空間になっている工房1階(染め場)のアトリエも、元は5つの部屋に仕切られていました。玄関を入ってすぐに診療所の受付があり、その奥には調剤室・診察室・検査室、トイレが並んでいました。多くの仲間や友人たちの助けを借りて、壁を壊し床を剥ぎ、解体するところから工事は始まりました。 途中、水回りなど最低限の部分はプロの大工さんに入ってもらいましたが、その他フローリング を貼ったり、壁を塗装したり、階段を作ったり、ドアを取り付けたり…は全て自分たちで。仕事の合間を縫って、少しずつDIYを重ねてきたのが今の工房の姿です。工事は未だ完了しておらず、まだ床下地が剥き出しの部分や、壁が塗装されていない部分があったりします。あんまり時間がかかるものだから、友人からは「浅草のガウディ(いつまで経っても工事が終わらないという意味)」などと揶揄される始末です。  そんな工房の玄関ドアは、診療所の頃の古い自動ドア(手動でしか開かない)。壊れているので手動で開け閉めするほか無く、工房にお越しいただいた方にもいつも重い引き戸の開閉でご迷惑をお掛けしていました。今回の改装で、新しい引戸に変わるので、これで気持ちよく入っていただけるようになります。「次の工房イベント開催時には、新しい玄関でお迎えしたいなぁ」と相方・工藤とも話しています。  今後の予定が立てにくい状況ではありますが、また状況を見極めつつ、皆様と安全にお会いできる機会(工房直売会など)を作れたらと思っています。その日が近く訪れることを祈って、制作にも励んでおります。何かと心配や気鬱の多い折ではありますが、皆さまもどうかお身体大切にお過ごしください! 書き手:大野耕作  ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーー ● 「桜」の販売が終了します ● 季節の限定柄として、今年もご好評いただいておりました「桜」柄ですが、本日4月30日中のご注文をもって本年の販売が終了となります。 桜の時期が終わっても、一年を通してファンの多い文様ですが、次回はまた来年の2月頃から販売再開の予定です。もしお買い忘れの方がいらっしゃれば、是非この機会にお求めください!  ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーー ● 離れていても、想いは近くに ● 5月9日の母の日が近付き、オンラインストアでも贈りもののご注文が増えてきました。今年のGWは外出も難しく、折角の帰省や旅行を断念された方も多いかもしれません。 「遠く離れていても、気持ちは近くに寄り添いたい」年に一度の母の日に、感謝の気持ちを添えた贈りものを届けてみては如何でしょう
。 本品堂オンラインストアでは、母の日のギフトに人気のアイテムや、おすすめの文様などご紹介した特集記事「母の日の贈りもの」を公開中です。たくさんの愛らしい伝統文様の中から、きっと想いに重なる文様が見つかるはず。想いを伝えるギフトを探しに、ぜひご覧ください。 ※特集ページ「母の日の贈りもの」へは、上の達磨さんの画像をクリック!
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