工房メールマガジン【日々雑想】

本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第18号

本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第18号

新しい柄のこと ーーーーーーーーーーーーーーーーーーすっかり秋の気候になってまいりましたね。本品堂では「えー!もう10月か…」なんて話をしています。9月は特に忙しくさせていただいてメルマガもあまり出せませんでした。楽しみにしていただいている方、すみませんでした。 さて、今月は新柄などが出ます。その中の一つに【菊】があります。日本の風景の中に必ず登場するお花ですが、本品堂らしい花に描くことが永年の課題でした。しかし今回、ようやく本品堂らしい可愛らしい菊が描けたと思います。しかもこれは【野菊】がモチーフ。一般的には菊は栽培種のみなので、野菊=菊っぽいお花ということですが…ちょっとした「外れんぼ」にまなざしを向ける大野らしいデザインですね。(外[はず]れんぼ、は本品堂内でよく使う言葉で、いわゆる「主流」とは異なるものを指します。) 菊はお花の中でも「梅」「蘭」「竹」とあわせて「四君子」と呼ばれています。見た目も気品高く美しく、また晩秋の寒さの中でも色あざやかな花を咲かせることから、生命力の象徴とのこと。華やかさと可愛らしさ、そして素朴さが同居した柄になったと、大野も言っております。 製品は、近日オンラインストアにて発売の予定です。ぜひみなさまご覧ください。書き手:工藤資子   ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 9月は私のお誕生日の月で、ネットワークの仕事を手伝っていただいている女性から、なんとすてきなお花をいただきました!うれしい‼白い小さなお花の小さな葉っぱたちの色が、パセリのような深く鮮やかな緑。オレンジのお花は、とても個性的な容姿ながら、芯に向かうグラデーションが何とも言えず品があります。  葉っぱ一枚、花びら一枚でも、表と裏や光の加減で何色も感じることができます。とても色の参考になる。ずっとわたしのデスクの横に飾って、楽しみながらしみじみと観賞していました。どうもありがとう!! さてわたしは毎年9月が新しい年の始まり。今年も一年がんばるぞ~^^ 10月14日から、熊本県熊本駅の、蔦屋書店様にてポップアップショップの出店をさせていただきます。(私たちはおりません。)熊本のお客様!初めて熊本に参ります。 プライベートでは、代表者大野の母方の祖母のルーツで訪ねたことがあり、大好きな場所の一つです。どうぞ宜しくお願い致します!蔦屋書店熊本三年坂店B1書店フロアhttps://www.sannenzaka.jp/access※画像は九州を訪ねた時のもの。懐かしい。

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本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第17号

本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第17号

ポンピン堂工房メールマガジン【日々雑想】 第17号 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ●本縫い小座布団に新しい柄が登場です ● ステイホームの影響で、人気が続いている「本縫い小座布団」。皆さんおうちで過ごす時間を豊かに楽しもうと、思い思いの柄を選んでいただいている「本縫い小座布団」。そんな人気の小座布団に、久しぶりの新柄「達磨」「雲輪(青)」「栗」3種類が登場します。 ※ 座布団製作の裏側や職人さんとのエピソード満載の記事 ※ 「 本縫い座布団のはなし」は、 上の座布団画像をクリック! 「達磨」は、守袋やぬいぐるみでもお馴染みの人気柄。七転び八起きで不屈の精神とは反対に、トボけた表情が愛らしく、お部屋の雰囲気をほんわか和ませてくれます。「雲輪」は吉祥を表す雲・瑞雲を輪っかのように描いた柄。これまでも萌黄色の生地でご好評いただいていましたが、今回新しい色「青」がバリエーションに加わりました。柔らかい雰囲気ながら、どこかモダンな印象のあるデザインです。そして「栗」は季節限定の文様で、今年も9月から来年2月の期間だけ製作いたします。栗は鋭いイガをもち、「苦離=くり」の語呂掛けから、厄除祈願の文様とされています。シンプルに栗を3つ並べた文様。色合いもシックで落ち着いているため、お部屋にしっとりと馴染むデザインです。● 敬老の日のギフトにも ●敬老の日の贈り物としても人気の小座布団。サイズが小ぶりで邪魔にならないため、ソファや座椅子・ベッドでの背当て・枕がわりにも重宝されています。健康長寿を意味する「松」「早蕨」「ひょうたん」といった文様を選べば、伝統文様の意味合いに「いつまでも元気に長生きしてほしい」という気持ちを重ねた贈り物に。職人が仕立てる ふんわりお座布団で、おじいちゃん・おばあちゃんへの気持ちを表してみてはいかがでしょうか。 オンラインストアでの発売は、9月5日(土)12時から。「達磨」と「雲輪」はすでに仕上がって来たので直ぐに出荷可能ですが、「栗」は現在職人さんに仕立てていただいているので、9月10日以降の順次発送となります。初回は各3〜4点ずつの入荷ですが、次週以降も少しずつ追加の予定です。ご自宅の空間のお供に、また敬老の日のギフトにと、ぜひぜひご検討ください。  書き手:大野耕作   ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ● インスタライブ ・クイズの答え ●先日のインスタライブ 配信中に出されたクイズの正解発表です!【問題】「本品堂の文様のうち唯一、代表:大野ではなく、相方;工藤がが描いた柄はどれ?」 【答え】「招き猫」でした!厳正なる抽選の結果、広島県のSさまが当選されました。プレゼント賞品がハンケチだったため、ハンケチの柄の中からお答え戴いた方も多く、正答率低めで申し訳ありません…ライブ配信終わってから、工房でも二人で「分かりにくかったかな…?」と反省会していました(汗)またサプライズ的に時々実施したいと思いますので、ぜひぜひお楽しみに!   ● 秋の花 ●今日は仕事でちょっと銀座まで。用事を済ませてから、そいういえばと思い出して、花屋さんに立ち寄った。久しぶりの店内は秋の草花でいっぱいで、自分がしばらく外に出ていなかったことに気付かされる。 実際の季節はまだまだ盛夏。これから台風がやってくる不安もあるけれど、気持ちだけは涼やかな秋の草花を求めてしまう。 色々迷ってから、女郎花(おみなえし)と吾亦紅(われもこう)を買い求めた。花を活けるのもあんまり久しぶりで、工房に帰ってからも「どうやってたっけ?」とハサミを片手に悩む始末。 結局、吾亦紅は炭籠と一輪挿しに活けることに。工房の空間も、少しは秋らしくなっただろうか。全くの我流でやっているので、いつかお花を習ってみたいと思う。

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本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第16号

本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第16号

本品堂(ポンピン堂)工房メールマガジン【日々雑想】 第16号 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ● ポンピン堂のロゴマークが、新しくなりました ● <選定について・大野より>工房のロゴマークが、新しく変わりました。二羽の鳩が向かい合う、少しクラシックな雰囲気を感じさせつつも、可愛らしいデザイン。デザイン検討の段階から様々な案が出てかなり迷ったのですが、最終的にいちばん「本品堂らしい」と感じたこちらのデザインに決定しました。 デザインのモチーフは「向かい鳩」。 鳩は日本では「勝運祈願・厄除け・家内安全」を象徴する守り神。一方、西洋では「平和」を表すシンボルとされています。向かい合う2羽の鳩は、大野・工藤の二人であり、伝統文化と現代の出会いであり、また作り手と使い手である皆様との出会いを象徴しています。 中央に縦書きされた「本品堂」の文字は、ポンピン堂の漢字表記。「ニッポンの"ポン"」「逸品の"ピン"」に音を重ね、「日本の伝統的な手仕事で、良い品物を作り、皆さんの元へ届けたい」という想いが込められています。これまで「ポンピン堂」「本品堂」と製品やパッケージ等によって表記が混ざっていましたが、これからは「本品堂」を公式な表記として、統一してまいります。 「本品堂」と書いて、ポンピンドウ 。  ロゴマークは変わりますが、工房の名前と、私たちの仕事は変わりません。これからも今まで以上に、皆さまに愛されるような品物を目指し、もの作りを続けて参ります。 こらからも変わらぬご愛顧を、なにとぞよろしくお願い申し上げます。                               大野耕作 <選定について・工藤より>マークについては、大野が案を出し、工藤はほぼ図案のみで選びました。それはもうたくさんの案があり、かなり迷いましたが、私が選んだ理由としまして、遠目から見たときに、向かい鳩が、しっかりとした八の字に見えたこと。末広がり様でこれは良いと思いました。そしてまた同じく、ロゴそのものを遠目から見たときに、本品堂の文字と鳩の組み合わせが、鳥が翼を広げて飛んでいるような、飛行機のような飛び立つものに見えて、これまた良い、と思いました。絵や事象をマッス(全体的な感覚)で見る癖があり、私らしい選定となったようです。気分を上げるデザインだと思います!選定理由は違うかもしれませんが、二人で一致したので、このデザインに決定しました。それで、没になった案でも中には良いものがあったので、今度、オリジナル文様の一つとして製品化をしようかと考えております。今後ともご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。                               工藤資子  ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ● インスタライブ視聴のお礼 ●8月19日のインスタライブをご覧いただいた皆様、ありがとうございました。初めての緊張からバタバタと進行した初回に比べ、少しは落ち着いお話できたような…それでも文様の話になると大野の喋りが止まらず、結果的に予定を大幅にオーバーしてしまいました… 工房にある型紙の中から事前に選んだ7種類を、解説・ご紹介したのですが、配信中から多くの方にコメントをいただき、また配信終了後も様々なメッセージをお寄せいただきました。改めて御礼申し上げます!  インスタグラム上では、月曜〜土曜までほぼ毎日、工房の様子や文様の意味をご紹介する投稿をしています。また月一回のインスタライブでは、工房から大野・工藤が映像を生配信。工房内や型紙についてのご紹介など、動画ならではのコンテンツを、臨場感たっぷりにお伝えしています。 まだご覧になっていない方、instagramのアカウントお持ちでない方も(無料で簡単にアカウント作れます)、ぜひフォローいただけると嬉しいです!★本欄の上の画像(大野・工藤が写っています)をクリックすると、ポンピン堂のインスタプロフィール画面にリンクします★ ● 毎月、文様が変わります ●通信販売のお届けの際に「ありがとう」の気持ちを込めて同封している一枚の紙があります。 何度もご注文いただく方にも、少しでも前回と違った空気をお伝えできればと思い、毎月文様のデザインを変えています。今月8月は、夏らしく海を想起させる「錨=いかり」の文様。 西洋の錨は上部に横棒があり、下は2本鉤爪ですが、日本の伝統的な錨は横棒ナシの4本鉤爪。江戸時代には、現在の東京・中央区、佃島に錨鍛治が集まり、人の背丈ほどもある錨をトンカン鍛えていたそうです。 年始からはじめたこのシリーズも、8月で7枚目。来月もまた、新しい文様でお届けします。ぜひお楽しみに!

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本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第15号

本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第15号

ポンピン堂工房メールマガジン【日々雑想】 第15号 毎日暑い日が続いていますが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。 工房では、今日も朝から染め場でお座布団の型付けをしています。身体には堪える暑さですが、染めの仕事にはパリッと乾いてくれて有難い…水分を多めにとりながら、仕事を進める毎日です。さて、先日も多くの方にご視聴いただきました工房インスタライブ。明後日8月19日の夜9時から、2回目のライブ配信を行います。先日の配信後、「型紙についてもっと見てみたい!」とのお声を多くの方からいただきました。今回は工房にある数多くの型紙の中から幾つかを選び、文様の意味や由来、おもしろい見所についてご紹介したいと思います。 ライブの最後には、抽選でプレゼントが当たるクイズもやります!今回も大野・工藤がゆるゆるとお届けする工房からの映像。お時間ある方も、お忙しい方も、ぜひぜひご覧くださいませ!● ポンピン堂インスタライブ・第2回 ●日時:8月19日(水) 21時から(配信時間は25分程度の予定です)※配信終了後も、インスタTV(IGTV)の方に保存された動画をご覧いただけます。

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