
コロナの早期収束、疫病除けの願いを込めた、「赤物=あかもの」3種類のセットです。
江戸時代、赤い色の玩具は病魔を払う力があると信じられていました。当時は疱瘡(はしか)除けの御守りとして、屋内に飾られたのが、「赤物=あかもの」と呼ばれる張り子の玩具です。
「赤みみずく」「達磨」「赤べこ(梅に丑)」いずれも病魔退散・病気平癒を願った縁起物として、大切にされてきたモチーフです。
疱瘡(はしか)に怯えた江戸時代も、コロナに不安な日々を送る現代も、健康と日々の平穏を願う人々の気持ちはおなじ。疫病除けの願いを重ねた、愛らしい「現代の赤物」たちです。
●文様の意味
【赤みみずく】
みみずくの形を模した郷土玩具の一つ。赤い色には魔除の意味が込められ、江戸時代には疫病除けの民間信仰から室内に飾られました。時代が変わっても日々の平穏と健康を願う人々の気持ちは同じ。厄除祈願・病気平癒を願う文様です。
【達磨】
七転び八起き。コツコツと努力して、苦難を乗り越える象徴とされ、心眼成就・目標達成といった意味が込められます。
【梅に丑】
牛は学問の神様・菅原道真公の乗り物とされ、道真公を象徴する梅の柄には「知恵・知性・清楚」の意が込められる。また「丑」の字は二つの物の合わさる境を意味し、一つの事が終わり新しい事が始まる「転換」を象徴する。開運招福・家内安全・学業成就を意味する文様。
●守袋とは
「守袋」とは、江戸時代の人々が御守りや護符を入れて懐中に忍ばせた小さな袋。現代では「お数珠・印鑑・お薬・アクセサリー・デジタルギア」など、御守りにこだわらず、身の廻りの大切なものを入れる小袋として様々にお使いいただいています。
もともと江戸の粋人たちが好みの縁起柄を誂えで染め抜き、その粋を競い合ったといわれる「守袋」。ポンピン堂工房で一つずつ絵を描き、染め抜かれた文様は、歴史の中で育まれた縁起の良い柄ばかり。ご自分用にも、気持ちを込めたギフトとしても、長年ご好評戴いている一品です。 伝統的な「型染め」の技法をベースに一つひとつ文様を染め抜いた守袋。
何度も人の手を掛けることで、風合いの優しさ、柔らかさが生まれました。
●製品の仕様
【サイズ】縦13.7cm × 横10cm(桐箱入り)
【桐 箱】縦17cm × 横11.5cm × 高さ2.2cm
【素 材】表地:綿 / 裏地:ポリエステル / 紐:レーヨン
【原産地】日本製
●お取扱い上の注意
・伝統的な織布を使用し手仕事で一つ一つ作られているため、サイズに若干の個体差がある場合がございます。ご了承下さい。
・水に濡れたまま放置されると色移り等の原因となる場合がありますのでご注意ください。