本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第16号

本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第16号
浅草の型染め工房本品堂(ポンピン堂)のロゴ

本品堂(ポンピン堂)工房メールマガジン【日々雑想】 第16号

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● ポンピン堂のロゴマークが、新しくなりました ●
 
<選定について・大野より>
工房のロゴマークが、新しく変わりました。
二羽の鳩が向かい合う、少しクラシックな雰囲気を感じさせつつも、可愛らしいデザイン。デザイン検討の段階から様々な案が出てかなり迷ったのですが、最終的にいちばん「本品堂らしい」と感じたこちらのデザインに決定しました。
 
デザインのモチーフは「向かい鳩」。 
鳩は日本では「勝運祈願・厄除け・家内安全」を象徴する守り神。一方、西洋では「平和」を表すシンボルとされています。向かい合う2羽の鳩は、大野・工藤の二人であり、伝統文化と現代の出会いであり、また作り手と使い手である皆様との出会いを象徴しています。
 
中央に縦書きされた「本品堂」の文字は、ポンピン堂の漢字表記。「ニッポンの"ポン"」「逸品の"ピン"」に音を重ね、「日本の伝統的な手仕事で、良い品物を作り、皆さんの元へ届けたい」という想いが込められています。
これまで「ポンピン堂」「本品堂」と製品やパッケージ等によって表記が混ざっていましたが、これからは「本品堂」を公式な表記として、統一してまいります。
 

「本品堂」と書いて、ポンピンドウ 。

  
ロゴマークは変わりますが、工房の名前と、私たちの仕事は変わりません。これからも今まで以上に、皆さまに愛されるような品物を目指し、もの作りを続けて参ります。
 
こらからも変わらぬご愛顧を、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

                               大野耕作

 
<選定について・工藤より>
マークについては、大野が案を出し、工藤はほぼ図案のみで選びました。

それはもうたくさんの案があり、かなり迷いましたが、私が選んだ理由としまして、遠目から見たときに、向かい鳩が、しっかりとした八の字に見えたこと。末広がり様でこれは良いと思いました。そしてまた同じく、ロゴそのものを遠目から見たときに、本品堂の文字と鳩の組み合わせが、鳥が翼を広げて飛んでいるような、飛行機のような飛び立つものに見えて、これまた良い、と思いました。絵や事象をマッス(全体的な感覚)で見る癖があり、私らしい選定となったようです。気分を上げるデザインだと思います!
選定理由は違うかもしれませんが、二人で一致したので、このデザインに決定しました。

それで、没になった案でも中には良いものがあったので、今度、オリジナル文様の一つとして製品化をしようかと考えております。

今後ともご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

                               工藤資子

 
 
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● インスタライブ視聴のお礼 ●
8月19日のインスタライブをご覧いただいた皆様、ありがとうございました。初めての緊張からバタバタと進行した初回に比べ、少しは落ち着いお話できたような…それでも文様の話になると大野の喋りが止まらず、結果的に予定を大幅にオーバーしてしまいました…
 
工房にある型紙の中から事前に選んだ7種類を、解説・ご紹介したのですが、配信中から多くの方にコメントをいただき、また配信終了後も様々なメッセージをお寄せいただきました。改めて御礼申し上げます!
  
インスタグラム上では、月曜〜土曜までほぼ毎日、工房の様子や文様の意味をご紹介する投稿をしています。また月一回のインスタライブでは、工房から大野・工藤が映像を生配信。工房内や型紙についてのご紹介など、動画ならではのコンテンツを、臨場感たっぷりにお伝えしています。
 
まだご覧になっていない方、instagramのアカウントお持ちでない方も(無料で簡単にアカウント作れます)、ぜひフォローいただけると嬉しいです!
★本欄の上の画像(大野・工藤が写っています)をクリックすると、ポンピン堂のインスタプロフィール画面にリンクします★

● 毎月、文様が変わります ●
通信販売のお届けの際に「ありがとう」の気持ちを込めて同封している一枚の紙があります。
 
何度もご注文いただく方にも、少しでも前回と違った空気をお伝えできればと思い、毎月文様のデザインを変えています。今月8月は、夏らしく海を想起させる「錨=いかり」の文様。
 
西洋の錨は上部に横棒があり、下は2本鉤爪ですが、日本の伝統的な錨は横棒ナシの4本鉤爪。江戸時代には、現在の東京・中央区、佃島に錨鍛治が集まり、人の背丈ほどもある錨をトンカン鍛えていたそうです。
 
年始からはじめたこのシリーズも、8月で7枚目。来月もまた、新しい文様でお届けします。ぜひお楽しみに!


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