工房メールマガジン【日々雑想】

本品堂工房メールマガジン【日々雑想】第105号

本品堂工房メールマガジン【日々雑想】第105号

おかえり、ミシン 先日、工房のミシンが動かなくなりました。 思えばもう15年くらい使用しているでしょうか。工房の製品の縫製は、大阪の工場にお願いしているので、本製品を縫うことはありませんが、サンプルを制作したり、お座布団を職人さんに出す前に、くけ口以外の二辺を縫ったり、何かと毎日使います。無いと困る。弱ったな。 まず恐る恐る、ミシンの底板を開けてみました。動かない原因が、糸くずや埃がベルトに絡まっているだけだったら…と思ったのです。それでも無く…。機械好きの大野が目を輝かせて「えーこうなってるんだ!!」動きが連動しないところまではわかったものの、しかし直せるわけではありません・・・(分解はNGです) 次にメーカーに問い合わせてみるとびっくりするほどのお見積もりが。「あ、新しいのが買えちゃうね・・・?」それならば、と、調べた個人の修理屋さんに聞いてみると「職業用ミシンは出来ない」と説明する前に何件も断られてしまいました・・・。(家庭用ミシンでは無いのです) すがる思いでもう一度検索を繰り返し、辿り着いた東京・八王子の修理屋さん。体の不調を訴えるように不具合を説明して、それに対して試してみたことを伝えました。すると「混んでいるので時間がかかりますが修理します」やったー!お願いします!お願いします!   そして連絡から3週間ほど。帰りを待ちわびていたところ「ええ?うちの子??」というくらい、動きが軽快!キレイに磨かれて帰ってきました。不具合になった原因も、修理内容も、今後の予防策までいただいて、さらに具合が悪くなりそうなところも直していただき、至れり尽くせり。こんなに完璧に修理していただけるなんて。混んでいる理由がよくわかります。 買い替えや使い捨てに慣れてしまいがちの現代ですが、愛着のある道具を、再び使い続ける事ができてとても嬉しく、本当にありがたいと感じた出来事でした。 ※TOPの画像は、お世話になっている縫製工場さんのミシンです。   「秋の文様」たち それまで積み重ねた物事が、実を結び、収穫の時期を迎える季節「秋」。見ていると心がふっくら豊かになるような文様がたくさんあります。 【守袋・菊】健康長寿を呼び込む「菊」の柄。グレーの生地がモダンな印象で、愛らしいデザインが映える一品。 詳しくはこちら 【型染めポーチ・南瓜】こちらも健康を願う「南瓜」の柄。中身の黄色には厄除の意味が込められています。元気の出る色合いとデザインです。 詳しくはこちら 【本縫い小座布団】くつろぎの時間を、ふっくらと彩る、職人仕立てのお座布団。クッション感覚で気軽に使えます。秋の色合いのデザイン、文様が人気。 詳しくはこちら 他にも魅力的な柄がたくさん。ぜひご覧ください! 「秋のおすすめ 20選」を見る

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本品堂工房メールマガジン【日々雑想】第104号

本品堂工房メールマガジン【日々雑想】第104号

「敬老の日」の贈りもの 秋雨の合間に吹く風に、日に日に秋の気配を感じるようになりました。工房の近所でもかわいらしい萩の花が咲き始め、道ゆく人々の眼を楽しませてくれています。 さて、9月19日(月)は「敬老の日」。工房でも先日から、贈りもののご相談・ご注文が増えてきました。 やはり毎年人気なのは、健康祈願や長寿延命を意味する文様。「いつまでも元気でいてほしい」と、おじいちゃん・おばあちゃんの幸せを願う気持ちは、いつも変わりません。 「敬老の日」の贈りものに、人気&おすすめのアイテムを集めてみました。ぜひ心を込めた贈りもの選びのご参考に、ぜひご覧になってください! 「敬老の日」のおすすめ 人生の日々を積み重ねてきた方への贈りもの。ぜひあなたのお気持ちに重なる一品を、探してみてください。 9月15日23:59までにご注文いただければ、9月19日(月)までのお届けが可能です。ご注文お手続き中の「コメント」欄に「敬老の日」とお書き添えください。※受注制作となっている小座布団など、一部のお品物は19日までにお届けできないものもございます。 【守袋・柿】パッと気分が明るくなる色合いの、秋の人気柄「柿」。「嘉来(かき)=喜び来たる」の語呂合わせから、開運招福を願う文様。 詳しくはこちら 【本縫い小座布団・早蕨】蕨の新芽「早蕨」は生命力を意味し、長寿延命・健康祈願を願う文様。ほどよく落ち着いた緑の色合いが、どんなお部屋にも合うと男女問わず人気の柄です。 詳しくはこちら 【縁起柄セット・招き猫】愛らしい「招き猫」の、守袋+合財袋のおめでたいセット。小さな守袋は印鑑や鍵を入れて。大きな合財袋は、通帳やお薬などを入れるのにぴったりです。 詳しくはこちら 他にも想いを伝える柄がたくさん。ぜひご覧ください! 「敬老の日のおすすめ 20選」を見る

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本品堂工房メールマガジン【日々雑想】第103号

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「恵の秋」の訪れ 気がつけば8月も終わり、秋らしい空気を感じるようになりました。台風の接近が心配されていますが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。 低気圧の影響か、ここ数日は東京・浅草もぐずついた空模様。気分まで湿ったようで、今一つシャキッとしない日が続きます。それでも雨上がりに工房の外に出ると、道端の草むらから秋の虫の声が。空き地にはススキの穂がゆれて、季節の変化を感じるようになりました。 実は「秋」は、季節にまつわる伝統文様の多い季節です。 菊や桔梗、萩、女郎花など「秋の七草」にはじまり、「柿・栗・南瓜」に「うずら」。また「稲穂」や「福良雀」など、その多くが大地の実り、豊かな収穫につながる意味を持っています。 それは科学の発達した現代と違い、自然の実りに生活のサイクルが大きく依存していた頃のはなし。自然が与えてくれる秋の実りは、人々にとって大きな喜びであり、豊かさの象徴だったのでしょう。 恵と豊穣を感じさせる、「秋」の文様。ぜひあなたのお気に入りを探してみてください。 「秋の文様」たち それまで積み重ねた物事が、実を結び、収穫の時期を迎える季節「秋」。見ていると心がふっくら豊かになるような文様がたくさんあります。 【守袋・柿】「嘉来(喜び来たる)=かき」の語呂掛けから、開運招福の縁起柄として好まれた「柿」の柄。鮮やかな朱の色も、おめでたい一品。 詳しくはこちら 【型染めポーチ・栗】コロンと可愛い栗の柄。鋭いイガが邪を払い、また「くり=苦離」に通じる事から、厄除けを意味する文様とされています。 詳しくはこちら 【本縫い小座布団・うずら】愛らしいデザインで、一年中人気の「うずら」ですが、実は秋の柄として描かれる縁起柄。豊かな実りと吉祥を呼ぶ、おめでたい鳥さんです。 詳しくはこちら 「秋のおすすめ 20選」を見る

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本品堂工房メールマガジン【日々雑想】第102号

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型染めポーチが仕上がりました このところ運動不足で、「運動しなきゃなぁ…」と毎日つぶやくも、なかなか行動できずにいましたが、先日から一念発起して夜のウォーキングに行くことに。 歩いてみると、日中仕事に集中していた身体がほぐれて、循環もよくなる感じ。何より、ビールが美味しいのは身体が喜んでいるでしょうか(笑)。 今週からは、遊歩道沿いの草むらから、秋の虫たちの鳴き声がきこえるように。様々な虫たちの涼やかな鳴き声を聞いていると、小さな秋の到来を感じるひとときでした。 型染めポーチの動画ができました   先日リリースした「守袋」の動画に続き、「型染めポーチ」の動画もできあがりました。 絶妙なサイズのバランスや、中が仕切りで2部屋にわかれているところ。実際に物を入れた感じなど…言葉や画像だけではお伝えしにくい空気感も含め、ご覧いただけると嬉しく思います。 今回も、BGMは大野が作成。過度に飾らず、気取らず、でもいつも身近に置いておきたい…僕自身が感じている、本品堂のものづくりのイメージを音にしてみました。ぜひご覧になってみてください。 「型染めポーチ」の動画を見る

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