工房メールマガジン【日々雑想】

本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第51号

本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第51号

敬老の日の人気柄・3選 ーーーーーーーーーーーーーーーつい先週までジリジリと夏の陽射しに焼かれていたかと思えば、今週は一転して秋雨の冷たさを感じ、上着をひっぱり出して羽織る日を過ごしています。急な気候の変化に戸惑いを感じる季節ですが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。  さて、9月20日は敬老の日。工房にも少しずつお問合せや、ギフトのご注文が届いています。今回は、工房で人気のあるアイテムを選りすぐって「敬老の日の人気柄・3選」としてご紹介してみました。大切なギフト選びのご参考に、ぜひご覧ください。  ▲ 特集ページは、上のバナー画像をクリック ▲寒い時期にも常緑の葉を絶やさない事から、健康長寿の象徴とされる「松」、そして瓢が六つ並んで「六瓢=無病(むびょう)」に通じる事から、無病息災をあらわす「瓢箪」。また音の響きで邪を祓い、福を招くとされる「鈴」など、男性にも女性にも人気の文様を選びました。 また、工房では贈りものについてのご質問・ご相談も受け付けております。ご不明な点などありましたら、お気軽にinfo@ponpindo.comまでお問い合わせください!書き手:大野耕作  ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーー  ●新製品「本縫い座布団・茶席判」● 「本縫い小座布団のもう少し大きいサイズがほしい」というお声にお応えして、「茶席判」と呼ばれる、ひとまわり大きいサイズを制作しました。名前の通り、元々はお茶席で使われる大きさですが、イメージはソファーのクッションそのもの。中綿を特注でパンパンにつめて頂いているので、特別な存在感に仕上がっています。 上の画像は、従来の「小座布団」と並べたもの。左側が小座布団、右側が新しい「茶席判」サイズです。 ありがたいことに、発売直後にご注文が集中し、現在予約注文とさせていただいております。敬老の日のギフトにも間に合いますので、ぜひぜひご検討ください!  ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーー  ●海外でのお取扱いが始まりました●実は少し前から、北米・ヨーロッパを中心に世界中に顧客を持ち、日本の食品やライフスタイルグッズを通信販売で届けている「Bokksu株式会社」でのお取り扱いが始まりました。 アメリカ人の社長さんが、本品堂の「本縫い小座布団」に惚れ込んだ事からご連絡をいただいた今回のお話。浅草の工房で手掛けた小座布団が太平洋を渡って、世界中に届けられると思うと、ちょっと不思議な気もします(笑) お陰様で好評をいただき、現在も追加オーダーいただいた「招き猫」を工房で一生懸命制作しているところです。海外の方にも「型染め」や「本縫い座布団」など、日本の伝統的な仕事の魅力、感じていただけるのは嬉しいこと。良い品をお届けしたいと思います!・Bokksu株式会社・https://www.bokksu.comーーーーーーーーーーーーーーー

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本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第50号

本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第50号

新柄・守袋「錨=いかり」が登場! ーーーーーーーーーーーーーーー 皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。オンラインストアにも守袋の新柄として、夏らしい文様「錨=いかり」が登場しています。実はこの「錨」柄、今回古くから本品堂製品をご愛顧いただいている皆様に暑中お見舞いのハガキをお送りするために描き下ろし、制作&撮影したというもの…!お葉書をご覧になった複数のお客様から「この柄、前からありましたっけ?」とお問い合わせいただいてしまいました。前からありそうなのですが、撮影用に描き下ろした新柄なんです。ハンケチ、額装など、既に本品堂製品では人気の柄の一つのですが、文様としても安定感のあるデザインで、守袋のかたちにグッと馴染む感じがあります。またシンプルなデザインで和柄っぽさが強くないため、モダンな柄がお好みの方にも人気の文様です。 「錨」は船が流されないよう留める道具なので、「一箇所に踏ん張る」「周囲に流されない」といった意味合いを持ち、お仕事や目標に向かって頑張っている方にピッタリの文様です。ぜひぜひオンラインストアでご覧になってみてください。 さて、工房では8月に入って普段よりギフトのご注文が増えてきました。今年もコロナの影響で、お盆の帰省を見送られた方も多いのではないでしょうか…離れている大切な方に、気持ちを届けようと、皆さまそれぞれの想いを重ねた柄をお選びいただいています。まだまだ残暑が続く中、ハンカチを2−3枚組み合わせたり、夏用ショールや日傘も特別なギフトとして人気のお品です。想いを込めた贈りものに、ぜひご検討ください!  書き手:大野耕作  ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーー ● フェア好評開催中! ●東京、国立の素敵なセレクトショップ「黄色い鳥器店」さんでのフェアーが、お陰様でご好評いただいています。先日からの暑さのためか、晴雨兼用傘が人気のようで、先日も売切れた柄をお店に追加でお届けしました。店主の高橋自らが、本品堂のハンケチを2年近く使い込んで「これを扱いたい!」とご連絡いただいた今回のフェア。ハンケチや晴雨兼用傘の他、小座布団や夏用ストールなども並んでいます。会 期: 8月4日から9月5日まで営業時間:12時〜18時店休日: 月曜・火曜夏休み: 8月23日〜8月31日場所:黄色い鳥器店(東京都国立市北1-12-2 2F)   JR国立駅より徒歩3分電話:042-37-8502※感染症対策による営業時間の変更がある場合もありますので、ご確認ください。お店に大野・工藤はおりませんがとても素敵なお店ですので、ぜひお越しください!●黄色い鳥器店●http://kiiroi-tori.com  ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーー  ●オンライン販売会の予告●  8月末か9月初旬に工房販売会を開催したいと考えていましたが、このところのコロナの状況を考えると、ちょっと難しそうです…私たちにとっても、直売会は皆さんと直接お目に掛かれる貴重な機会。とても残念な想いではありますが、今は少し辛抱の時かと思います。また状況が落ち着いたら、ぜひ再開したいと思います。 そのかわりに、工房では初となる「オンライン相談&販売会」を実施しようと思います。ZOOMを使って製品・文様のご相談をいただいたり、画面を通して製品のサイズ感・質感などお見せしながら、製品の魅力や使用感をなどリアルにお伝え出来ればと考えています。 詳細については現在工房で検討中です決定次第、またご案内させていただきますので、ぜひぜひご覧ください!  ーーーーーーーーーーーーーーー

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本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第49号

本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第49号

思わぬ立ち話 ーーーーーーーーーーーーーーー珈琲が好きで、いつも豆を買っている店がある。南千住の「カフェ・バッハ」というお店で、工房から自転車で数分のところにある。 直売会などのイベントで工房に来たくれた方にはよくオススメしているので、ご存知の方もいるかもしれないが、店主の田口護さんは日本の自家焙煎珈琲の草分けと言われ、喫茶業界ではレジェンドのような存在だ。昔、珈琲専門店でアルバイトをしていた頃、いつも喫茶業界の専門誌で田口さんの記事を読んでいた。珈琲の淹れかたについての連載だったが、解説は論理的で実にわかり易く、色々な事を勉強させてもらった。なので、先方は僕のことなどご存知無いが、僕にとっては25年来の珈琲の先生であり、雲の上の神様のような存在だった。 実は、毎週1-2回珈琲豆を購入に行くと、稀に店頭で田口さんの姿をお見かけする事があった。もう70過ぎのお歳なので、流石に店頭でサービスにはあたらず、後進の育成に注力されていると聞いていたが、その姿を目にするたび「おお、田口さんだ…!」と心の中で独り勝手に盛り上がっていた。 先日、いつものように珈琲豆を買いに行った時のこと。その日はなかなか仕事が片付かず、閉店時間ギリギリに駆け込むようにしてお店に入り、珈琲豆を注文した。 「イタリアン、100×2、挽きで」 いつもと同じ注文を受け取り、店を出ようとした時、ちょうど入口から入ってきた2人がいた。なんと、店主の田口さんではないか。一緒にいたスタッフの方は、以前工房の直売買いにも来てくださった方だった。「近くの型染め工房で製作をされていて…」スタッフの方が田口さんに僕のことを紹介してくださると、「僕は手仕事が好きでねぇ」思いもかけぬ立ち話がはじまった。  「僕は20代の頃、鎌倉のギャラリーで藍染の作品に出会って、工芸に興味を持ったんですよ」田口さんがそう話す。「僕はずっとお客さんに良い珈琲を飲んでもらおうと思って、試行錯誤を繰り返してきた。工芸や手仕事も同じだと思うんです」憧れのレジェンドからこの言葉である。僕は挽きたての珈琲豆を手に、何度も頷いた。  「ひとが手を掛けたものは良いですよ」  半世紀以上にわたって「珈琲」という道を極めた人の言葉である。重く、深みのある言葉だった。ぜひ一度、工房にも遊びに来てくださいと伝え、お店を後にした。  閉店後の店先での、思わぬ立ち話。時間にすれば僅か数分間だけれど、とても素敵な時間だった。  書き手:大野耕作  ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーー ●フェア、始まっています!●東京、国立の素敵なセレクトショップ「黄色い鳥器店」さんでフェアーを開催中です。バイヤーであり店主の高橋さんが、本品堂のハンケチを大変気に入ってくださったことがきっかけで企画をさせていただきました。ハンケチのほか、小座布団と晴雨兼用傘、夏用ストールなどが並びます。会 期: 8月4日から9月5日まで営業時間:12時〜18時店休日: 月曜・火曜夏休み: 8月23日〜8月31日場所:黄色い鳥器店(東京都国立市北1-12-2 2F)   JR国立駅より徒歩3分電話:042-37-8502※感染症対策による営業時間の変更がある場合もありますので、ご確認ください。お店に大野・工藤はおりませんがとても素敵なお店ですので、ぜひお越しくださいませ。●黄色い鳥器店●http://kiiroi-tori.com  ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーー ●工房お盆休みのお知らせ●工房では、8月12日木曜日から15日日曜日まで、お盆休みをいただきます。お休みをいただいている間の、お問い合わせのご返信や、ご注文の発送はお休みをさせていただきます。インスタなどは更新させていただくかもしれません。何卒よろしくお願いいたします。  ーーーーーーーーーーーーーーー

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本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第48号

本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第48号

暑中お見舞い申し上げます ーーーーーーーーーーーーーーー  暑中お見舞い申し上げます毎日暑い日が続きます。皆様はお変わりございませんでしょうか?工房にこもって作業ばかりしていると外の空気が恋しくなります。今の時期、中々遠出ができないので、近所の川沿いをお散歩することが多い私です。本品堂の工房近くを流れる隅田川の川沿いを歩くと、少しだけ涼しいのです。夕方、光りだしたスカイツリーを横目に歩いていきます。 隅田川の川縁を歩いたって、無味乾燥なんじゃないかというイメージもあるかもしれませんが、なかなかどうして実は様々な生き物がいて、生き物好きの私にはとても楽しいのです。鴨や大きなアオサギ、ウミネコもいます。ということは魚も意外とたくさんいるのでしょうね。また餌が豊富なのか、スズメも可愛い福良子さんです。(ふっくらこ)盛夏は草も隆々と生い茂っていて、昆虫も多いです。先日は大きなカナブンもいました。風も気持ちがいいし、気分もなんだか子供のようになって、生き物たちをしみじみと観察しています。  皆さまも気分転換されていますか?少し窮屈な日が続いておりますが、皆さまにおかれましても、くれぐれもお身体をご自愛くださいませ。   書き手:工藤資子  ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーー ●額装の新しい柄を制作しました● 以前からご要望の多かった「招き猫」を大きいものと小さいものを制作しました。ちょっと表情を変えて、型を作ってみました。猫も手捺染で目鼻を入れているので、1点1点表情が違うのですが、型そのものを変えたのは久しぶりの「招き猫」です!また夏らしい新柄「錨=いかり」も仲間に加わりました。西洋錨と違って、日本の錨は横棒がなく、下が4本爪になっています。「一箇所に踏ん張る」「周囲に流されない」といった意味が込められています。 しかし意味もさることながら、この錨の柄は「静かな海」を連想させ、とても爽やかに仕上がりました。額装は、お部屋を、気分を、変えてくれる一品です。ぜひお気に入りの一枚をお選びくださいませ。  ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーー ●フェアー「黄色い鳥器店」● 東京・国立にあるセレクトショップ「黄色い鳥器店」さんでフェアーをします。あるとき店主でありバイヤーの高橋さんが本品堂のハンケチをお求めくださり、その後しばらくして「良すぎるくらい、すごく良い」と、とてもうれしいコメントをいただきました。そんなことから企画していただいたフェアーです。黄色い鳥器店さんは、お店の外観、店内ともにとても可愛らしい素敵なお店です。ぜひお越しくださいませ。(会期中私たちはおりません。)会期:8月4日〜8月29日場所:黄色い鳥器店  (JR国立駅から徒歩5分)※黄色い鳥器店さんは8月10日前後に数日間お盆休みが入ります。詳細はまた告知いたします。   ーーーーーーーーーーーーーーー

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