本品堂工房メールマガジン「日々雑想」第27号

工房から新年のごあいさつ

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皆さま、あけましておめでとうございます。
旧年中は多くのご愛顧をいただき、本当にありがとうございました。
本年も「皆さまの心に寄り添うようなものづくり」を目指し、製作に励んで参ります。なにとぞ変わらぬご愛顧をいただけますよう、お願い申し上げます。
 
 
さて、年が明けました。
静かな年末年始を迎えられた方も多いと思いますが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
 
工房でも、この年末年始は販売に出るイベント出店を中止したため、およそ18年ぶりとなるお正月休みをいただきました。年末年始を穏やかに自宅で迎えることが久しぶりすぎて、何だか落ち着かない気分になってしまう始末でした(笑)。
 
 
年末の30日には年内最後の出荷を終えて、「今年もおつかれさまー!」と、ようやく一息。染め場と事務所の掃除を終えると、ひと足先に飾ってあった鏡餅も、改めてパリッとした感じがしました。

本品堂工房では、ばあちゃんが餅をつくのが毎年の習慣。
今年も搗き立てのお餅を、家族みんなで丸めて鏡餅にを作りました。
小ぶりで不格好なんだけど、どこか愛嬌があるのも、僕たちらしいのかもしれない。
 
 
そういえば、ここで一つ文様の話を。
 
本品堂の守袋に「蛇の目」という柄があります。
シンプルに丸を染め抜いた粋な文様ですが、名前の通り「蛇の目」を表す柄です。「蛇の眼」には「物事の真実の姿を映し、邪を祓う力が宿る」とされ、古くから特別な力を持った存在として信仰の対象にもなってきました。
 
この「蛇」、日本の古語では「カガ」と呼ばれていました。(毒ヘビの”ヤマカガシ”という名にその名残が見られます)そして、「鏡餅」の「かがみ」は「カガメ(蛇の眼)」が変化したーという説もあるんです。良く見ると、上から下に向かって段々と大きくなっていく鏡餅の横姿、蛇がトグロを巻いている姿にも似ています…年神さまへの供物に、魔除け・厄除けの意味が重ねられていたのかもしれません。

 
そんな鏡餅も、日にちが経つと少しずつ乾燥してヒビ割れてきます。これを7日に神前から下げた後、じっくりと天日に干して「揚げ餅」にするのも毎年の恒例行事。乾燥させて細かく砕いたお餅を油で揚げ、アツアツのところに醤油をジュワっと廻しかけていただく味は格別です。季節限定の、工房のおやつとして楽しみの一つです。
 
 
さてさて、今年もこんな感じでゆるゆると、工房からのニュースをお伝えできればと思っています。寒気も強まり、コロナの拡大も心配されています。皆さまどうぞお身体大切にして、暖かくお過ごしください。

 
今年も一年、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 

 
書き手:大野耕作


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● 製品のお手入れについて ●
 
 
最近、守袋/合財袋やお座布団のお手入れについてのお問合せが増えています。
特に多いものが「守袋」「合財袋」のお洗濯ができるかどうかーーというものです。
守袋、合財袋は、1点1点手染めして作られており、原則的にはお洗濯をお勧めしておりません。もしどうしても・・・という場合は工房にご連絡ください。
 
皆さんそれぞれの想いを重ねて、何年もご愛用いただいている方が多く、工房で製作した製品が私たちの元を離れ、使い手の皆さんの暮らしの一部となって共に時間を過ごしている事を、とても嬉しく感じています。
 
長くお使いいただくために、近々、サイト上で製品のメンテナンスに関する情報をご紹介できればと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
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● コメントのご返信について ●
 
 
ご注文時やSNSなど、時折お客様より工房へのコメント・メッセージを戴きますが、このところ戴くご注文量が増え、全てのコメントにご返信ができておりません…
 
多くの方が「長年大切に使っている」というご愛用のエピソードを添えてくだり、作り手としても本当に嬉しい励みに感じております。いただいたメッセージは全てスタッフ全員(といっても3人ですが…)で拝見しています。
 
時間がなく個別にご返信ができない場合もあり、誠に申し訳ありませんが、いつもとても有難く感じております!
何かの際は、ぜひ一言添えていただけると嬉しいです!!
 
 
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